コロナと共に新卒でエンジニアとなった人のブログ

コロナ蔓延と同時に新卒エンジニアとなった自分の記録。技術に限らず考え方や色んな情報をシェアしていきます

今こそ読もう!「学問のすゝめ」第二弾(人生設計の技術)

「学問のすゝめ」とは?

近代日本最大の啓蒙思想家とも言われる福沢諭吉の大ベストセラーです。

国家と個人の関係を見つめ、世のために働くことで自分自身も充実するという生き方を示してくれています。

言わずとしれた名著であり、日本だけでなく世界でも大いに評価されている傑作と言えます。

私は以下の本を参考に読み進めました。日本屈指の教養人として呼び名の高い斎藤孝が現代の人にも伝わりやすい表現で訳してくれています。非常に読みやすいです。

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学問のすすめ 現代語訳

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書) | 福澤 諭吉, 斎藤 孝 |本 | 通販 | Amazon

「人生設計の技術」とは?

学問のすゝめの第14編からは人生設計の技術に関して論じられています。

ここでの考え方は世のビジネスマンにも重要な考え方ではないかと思います。

・心の棚卸し

この章では冒頭に「心の棚卸し」が必要であると書かれています。これは一体どのような意味を持つのでしょうか?

人間は自分で思っているより愚かなことをする

ここでは、人間が世の中を渡っていくときに、いささか愚かなことをしていると続きます。これは決して、頭が悪いからしているのではないと書いてあるのが非常に印象的です。

成功を企てながら失敗するものをみていると、実に抱腹絶倒のバカをやっているように思えるけれども、それを企てた本人は必ずしも決して愚かでもなく、よくよく事情を尋ねてみれば、それぞれにまたもっともな理由があるものだ。

では、何がその原因となっているのでしょうか?

その原因は事の難易度と時間のかかり方を意識していないことであると書かれています。

世間でことを企てている人の言葉を聞くに、「一生のうちに」だとか、あるいは「十年以内にはこれを成す」という者は最も多い。「三年のうちに」「一年のうちに」という者はやや少なくなり、「一月のうちに」「今日計画して、いままさにやる」という者は、ほとんどいない。

つまり、この後を含めて要約すると、たいそうな計画を立てるのは良いが、期限が近くなって、今日明日と迫ってきてその計画の経過を言えるかな?ということが重要であるようだ。

ここで最初の棚卸しがつながってくる。

人生は思いの他に愚かなことをするし、ことを成せないものである。だから、事業の成否・損得について、ときどき自分の心の中でプラスマイナスの差し引き計算をしてみること

これが様々な不都合を防ぐ一つの手段であると示されています。

・世話の意味

ここが中々に面白いところでした。人生において人間関係は切っては切れないものですよね。ここでは、そこにおいて重要なポイントを示してくれています。

「保護」と「指図」の範囲は一致させよ

「世話」の意味を紐解くと、「保護」「指図」となると書かれています。

保護は人がやることを見守って、その人のために時間を費やして利益や面目を失わないようにする。これは、世話とも結びつきやすいですよね。

もう一つの指図(命令)が世話の一つとはどういうことでしょう?

その人のために考えて、その人の利益になるであろうことを指図していることは、世話という意味でもある

私的には指図の方は余計なお世話では?と感じるところですが、福澤諭吉はその保護と指図は同じ範囲を指しているべきであると説いています。

つまり、人間関係において、「保護」と「指図」の両立ができていない世話はよろしくない、とあります。

これは非常に大切な視点だと思います。ある人を思って、とにかく保護して世話をするだけでは行けないのです。それと同じくらいに指図して、自分の道を示してみるのも必ず必要なのです。

過保護な教育は保護に偏っていると考えられますし、友人のことを深く知らないのに厚かましく忠告ばかりするのは指図に偏っています。

「保護」と「指図」の両方のバランスを考えて世話を焼いていくことが良好な関係を構築していくのです。

P.S..

ここでの解釈は私なりの解釈である、ということにご注意ください。

昨今よくある一つのテーマに沿って書かれた自己啓発本と違い、読む人の考え方や背景、はては時代によって理解にも広がりができる本であります。

「その解釈は間違っている!」、「私はこのように解釈したよ」ということあれば、どしどしコメントいただければと思います。

次回は「正しい実行力」について紹介していきます。

今こそ読もう!「学問のすゝめ」

「学問のすゝめ」とは?

近代日本最大の啓蒙思想家とも言われる福澤諭吉の大ベストセラーです。

国家と個人の関係を見つめ、世のために働くことで自分自身も充実するという生き方を示してくれています。

言わずとしれた名著であり、日本だけでなく世界でも大いに評価されている傑作と言えます。

私は以下の本を参考に読み進めました。日本屈指の教養人として呼び名の高い斎藤孝が現代の人にも伝わりやすい表現で訳してくれています。非常に読みやすいです。

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学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書) | 福澤 諭吉, 斎藤 孝 |本 | 通販 | Amazon


「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の解釈は間違っている?

皆さんもご存知、この言葉。

どのように解釈しているでしょうか?

私は世の中は平等にあるべきで、人間に上も下もないのだと考えていました。 もちろんその解釈も誤りではないのですが、その節には続きがあります。

天が人を生み出すに当たっては、人はみな同じ権理(権利)をもち、生まれによる身分の上下はなく、万物の霊長たる人としての身体と心を働かせて、、、、、以下略

と生まれ持って権利に違いはなく、そのように天から権利を与えられていると記述されています。

しかし、このあとには、

しかし、この人間の世界を見渡してみると、賢い人も愚かな人もいる。貧しい人も、金持ちもいる。また、社会的地位の高い人も、低い人もいる。こうした雲泥の差と呼ぶべき違いは、どうしてできるのだろうか

と続いています。 単に「みんな平等でみんな救われる」とある種、宗教のように救済するということが主題ではないのです。

生まれ持って人は平等であるけど、その後に社会的・人間的・経済的に上も下もできるのはなんでだろう?と話を展開していくんですね。

「学問」を正しく身に着けているかがそれを分けている!?

そして、タイトルの伏線を回収していきます。

ここから数章に渡って、ここで言う学問の位置づけや、その身に付ける際の注意点を論じていきます。

そこには、福澤諭吉の考える正しい国民のあり方・国家のあり方に加えて、ビジネスにも実生活にも結び付けられる人生設計の技術人付き合い、正しい実行力などが記されています。

これから何回かに分けて私が良いと思った内容を、私なりの独断と偏見からピックアップしていきます。 次回の投稿では、「人生設計の技術」「正しい実行力」について紹介していきます。

P.S..

ここでの解釈は私なりの解釈である、ということにご注意ください。

昨今よくある一つのテーマに沿って書かれた自己啓発本と違い、読む人の考え方や背景、はては時代によって理解にも広がりができる本であります。

「その解釈は間違っている!」、「私はこのように解釈したよ」ということあれば、どしどしコメントいただければと思います。

Zapierで様々なアプリを連携

Zapierを使ってみた

まだ飽きずにNoCodeの可能性について調査してみてます。

今回はNoCodeの一つ、Zapierというツールについて紹介してみます。

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Zapier Logo

使い方

やはり前回の投稿同様、この方の動画が参考になりますね。

一から手取り足取りの導入ではないですが、 Trello、Googleアカウントをすでに持っている方であれば容易に進めることができると思います。

www.youtube.com

何ができるの?

Zapierは様々なアプリケーションを連携させてくれる、いわば仲介的役割をこなしてくれるツールです。

例えばGmailにある特定の内容やアドレスからのメール受信を、ToDoリスト管理ツールのTrelloに自動で内容更新をすることができます。

他にも、Slackであるチャンネルの投稿があったとき、その内容をTwitterに自動投稿させることもできちゃいます。

何した?

私は仲の良いメンバーで構成されたSlackで情報共有を行っているのですが、その内容を一覧で見やすいようにGoogleスプレッドシートに保存していくZap(Zapierで連携したタスクの名称)を作成しました。

内容にプライベートな情報が含まれるので公開はできませんが、閲覧するのみだった情報を活用できる可能性が見えてきました。

まとめ

現代に生きる人ならば、複数のアプリケーションを使用するのは当たり前ですよね。

SNSとかであれば、Twitterの投稿を連携してFaceBookにも上げたりは簡単にできます。

しかし、例えば投稿の頻度を調査したり、Slack上の内容をSNSに自動更新などは手作業で行っている人が多いのではないでしょうか?(あまりいい例が浮かばず申し訳ないです。)

NoCodeすごいね!

すごいよNoCode!

最近YouTubeの広告やテレビのニュースでもよく目にするワードですよね。

NoCodeとはその名の通りプログラミング知識を必要とせず、Webサイトやアプリケーションが作成できるサービスをまとめた言葉です。

以下のブログが非常に参考になると思います。 NoCodeに関する知見を発信する方の一人であるしんじさんのブログですね。

身近な事例や何たるかをわかりやすくまとめてくださっています。 YouTubeやTwitterでも様々なNoCodeに関わる国内外の情報をシェアしてあります。

note.com

プログラマなら浮気するな!?

もう一つのブログを見てわかるように、今は駆け出しのプログラマーです。

まだまだ知識不足ですし、わからないことだらけです。 しかし、最近ずっと調べている感じでは、”これ結構すごい波きてんじゃない?” というのが所感です。

これから新しくエンジニアとしてのキャリアを目指すものとして、また、コードを書くことが本当に苦痛に思いながら日々取り組んでいる今の状況だからこそ、手を伸ばして行く必要があるのではないのでしょうか?

これからどんなサービスはNoCodeでできて、どんなサービスはプログラマーが必要であるかを理解しようとしないのはあまりにも愚かじゃないですか。

実際に作ってみました

私が今回利用したサービスはCarrdと呼ばれるものです。 UIが非常に優秀で視覚的にやるべきことがわかるようになっています。

carrd.co

画像のようなかっこいいサイトがものの30分で作成できます。 (画像はPhotoShopで予め私が作成したものです、、)

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作成したサイト

アイコンで表示されているTwitterなどは押せば動作しますし、ページ遷移も簡単に実装することができます。

これだけ?

もちろん昨今の話題のNoCodeができることはこんなレベルじゃありません。

この程度なら以前からあるWordPressや話題のWixでも作成することはできます。 これをアプリケーションと組み合わせたりが今押し寄せるビックウェーブの要因の一つ!

時間を見つけてどんどん拡張してみます。

会員管理などのサブスクコンテンツとしていったりも容易に行えるようです!

本当に夢が広がりますね。 世界中の人達がアイディアを今まで以上に具体化できていく可能性を秘めています。

引き続き更新していきます。